天文に復帰した2002年、翌年に火星大接近を控えてR200SS、シュワルツ150を経てタカハシFS-102にたどり着きました。そしてこのFS-102で見た大接近の火星は素晴らしく、極冠の周りがビーズ状に輝いていて見えていたのがいまだに目に焼き付いていて最高に感動したものです。そしてその後もう1本FS-102を手に入れて鳥取の松本さんにお願いして双眼望遠鏡に仕立ててもらいました。そしていつのまにか口径の暴力に屈して40㎝ドブに移った経緯があります。
そして現在惑星に関してはC11の独壇場となり、他にもTOA-130やミューロン180、127マクカセがあるんですがZERO経緯台やTG-L経緯台で気軽に使える10㎝クラスの扱いやすい屈折鏡筒があると良いなぁと思ってしまいました。
そう思いながら望遠鏡屋さんをネットで眺めていると、なじみのスコーピオさんで安価な102㎜EDアポを発見!SV-BONYの「SV503 102ED」 口径102mm F7の鏡筒です。
SV-BONYは以前買った手のひらサイズの56㎜EDのフィールドスコープが非常に良かったし、3~8㎜のズームアイピースはずっと使ってきたナグラーズームに置き換わってしまったほどの製品で、私の中では素晴らしくイメージの良いメーカーです。
「これ試してみるか~」
アマゾンを見てみると「ちょっと高いな~」、中古とかはないかな~とYオクを見てもなさそうで、一度も利用したことがないユーシートレードさんを覗いてみると「あった!、サマーセール新品1台限り」と思った瞬間にポチっと。そして29日に届きました。
台風10号が直撃してきそうな予報のためかプチプチを巻いた隙間がキッチリとテープで塞がれて「箱も絶対濡らさないぞ」という心が伝わる丁寧な梱包が好感が持てました。それをカッターで切って開梱!
白い艶消しの塗装が格調高く、スライドフードの金色のリングがカッケー!
フォーカスノブは1/10マイクロフォーカサーだし、クレイフォードではなくラックピニオンなのもなかなか良い。
ドローチューブの移動量は約90㎜。
鏡筒バンドとアリガタレールも付属しています。
肝心の対物レンズはきれいなSMCコーティングで、遮光環は3カ所に入っているように見えます。
Dual Speed Focusってここに印字することなのかな??
対物キャップも金属製で非常に良いと思います。
ただし、ファインダー台座が付属していません。確かガラクタ箱に2つくらいはあったはず~と探してみると出てきました。
たぶんここに付けると思うのですが、ドローチューブの2インチアイピースの止めネジが3本も付いており、それがファインダー台座の中心と干渉する位置にきてしまいます。ファインダーを取り付けるときに少し当たるかもしれない程度で、特に問題になるようなことはないでしょう。
いや~隅から隅まで眺めてみましたが、少し前までの中国製の雑な感じは全くなく上品で素晴らしい望遠鏡に仕上がっていると思います。
あとは肝心の見え味ですが、この土日も台風で大雨の予報が出ており星は見ることができなさそうですがちょっと鉄塔でも覗いてみたいと思います。
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