8月10日は11年ぶりにおとめ座の1等星スピカが月に隠される現象が見られました。
前回見られたのは2013年8月12日だったようで、11年ぶりの現象でした。
私は月がスピカを前を動いていく様子がわかるように撮影する望遠鏡(TOA130+キャノン6D)と、消える瞬間・出てくる瞬間を切るくする望遠鏡(127マクカセ+QHY174C)と、眼視で見ている望遠鏡(MiniBORG45ED)の3つを用意しました。
ステラナビゲーター調べてみると潜入時間は20時21分53秒、出現時間は20時51分18秒となりました。
これを基準にして準備をします。
まずは日没頃の月とスピカの位置です。
ここから徐々に月がスピカに近付いていきます
その様子を19時35分から1分間隔で撮影したものを動画にしてみました。
終了は21時3分です。
いかがでしょう~途中雲が出てきますがスピカが月に隠されていく様子や出てくる様子がわかるかと思います。しかしその消える瞬間や出てくる瞬間がよくわかりません。
それは別の動画で確認してみます。
まずは月の影になっている部分がわずかに丸く見えているかと思いますが、そこに隠れる瞬間がわかります。
消えた瞬間は20時21分55秒730となっていました。予報と2秒ほどの誤差でした。
出現はどうでしょう。
20時51分13秒124となっていました。これは予報より5秒ほど早かったことになります。
ステラナビゲータの観測位置の情報がちょっといい加減だったのもあるかと思いますが、何時何分何秒にどこから出てくるかという目安があるだけで観測は非常にしやすくなります。
潜入・出現を1分間隔で月を固定してスピカが動いていくように潜入・出現それぞれを1枚の写真にしてみました。
そしてこれは21時16分西の建物に月が沈んでいく途中です。
月の右上にスピカが見えています。
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