大鹿村観望会 8月3日-4日(後編)

県外
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8月3日の夜は蒸し暑くてベタベタする~と言いながらも23時頃には寝てしまった気がする。そして何時かわからないがトイレに起きて雨は降っていないが星も見えていないことを確認して再び寝てしまった。
次に目が覚めたのは5時過ぎ、周りを見ると御大お二方を含み数人がすでに起きているよう。雨が降っているような音がしている~と思っていたが降っていなかった。少し降った形跡はあった。
受付テントへ行くとすでに主催者Kさんがトーストを焼いて朝食の準備をしていました。メキシコでずっと同室だったKさんが豆を挽いてコーヒーを入れてくれていた。ありがたい限りです。しかし残念ながら写真を撮るのをすっかり忘れていました。

実は4日前のISS Transit Finderの予報では会場近くで4日10時過ぎにまあまあ好条件のISS太陽面通過の予報が出ていました。これはおもしろいイベントになるかも~と思い、気ままメンバーには予告を出して観望場所を探していました。

ところが2日前に確認すると大きく軌道修正が入りISSが4km上昇し、太陽面通過は御岳あたりまでズレてしまいました。その結果代わりにほぼ同じ場所で月面通過になるようでした。が、さすがに月齢29では太陽に近すぎて手の出しようがありません。 というわけでこれは幻の計画となってしまいました。

朝食が終わってもまだ6時、主催者Kさんの計らいで温泉に入れるのは10時なのでまだまだ時間があるので、会場から20分ほどのところにある中央構造線「北川露頭」を4人で見に行ってみる。

到着して案内看板も見ずに歩きはじめると「ありゃ?」堰堤に出てしまい行き止まりに。「おかしいなぁ」と戻ってみると矢印の看板がちゃんとあり、4人誰もその看板を見ずに道なりに歩いていました。
正しい道を歩いていくと説明看板がありました。

この看板には小学生の頃「日本沈没」がドラマで放映されたときに覚えた「フォッサマグナ」という言葉が出てきます。
そして河原まで降りてみるとありました。

あきらかに3種類の土の色がわかります。これが関東から九州まで続く大きな断層なんですね。
中央構造線をはじめに発見したのは、ナウマン象の名前の由来となったドイツ人地質学者エドムント・ナウマンとのことです。
この露頭は国指定天然記念物で石ころ1つ持ち出すことができません。
歩いてくる途中にイノシシによって掘り返されたばかりの跡が何か所もあったので、イノシシに出くわす前にさっさと車へ戻ることにしました。

会場に戻ると残っていたのは10人ほどで、114NさんのPST双眼が出ていたので双望会依頼久しぶりに覗かせていただきました。複数のPSTを購入し良いもの2本を厳選して組んだだけあって素晴らしい見え味です。プロミネンスが立体的に見えてふくらみを感じるほどです。
であれば私のLUNT60ダブルスタックも双眼装置を付けて対抗してみます! が、2.3倍のリレーレンズが入っているため、やはり暗くなってプロミネンスが非常に見辛くなってしまいました。もう少し倍率を下げるようにしないといけないのかも。

9時半過ぎに会場を後にして温泉へ向かいます。

もう昨日から汗だくで待ちに待った温泉で、さっぱりしました。いいお湯でした!!

温泉の後は御大W氏と114Nさんご夫婦と再び会場方面へ向かい、近くの中央構造線博物館へ行きます。

ここで114Nさんの奥様の正体が判明しました。「蛇紋岩の断面に惚れ惚れする~」と言いながらなんと蛇紋岩の解説が始まりました。光り輝く石の好きな女性は多いと思いますが、輝かない石に目を輝かせる女性は探しても見つからないのではないかと御大W氏が言っていました。いや~私もその通りだと思います。
まだ相当時間をかけて見学されるようなので御大W氏と私はお二人に挨拶をして博物館を出ました。
そして隣の「ろくべん館」を見学に。

もしかしたら私は入場料の必要な博物館で石を見ているより、入場無料のろくべん館の方がおもしろいかも。係りのおばちゃんの解説が親しみやすく楽しくて~ほっこりした気分になりました。
その後は道の駅「歌舞伎の里大鹿」へ行き、鹿焼肉定食とブルーベリーアイスに味見程度に塩バニラをのせてもらって大満足でした。

星はちょっと残念でしたが、大変お久しぶり~の方や初めまして~の方にもお会いできて有意義な1泊2日でした。
ドブ村長・主催者Kさん(気ままの料理長)・ご参加の皆様大変お疲れ様でした~ありがとうございました。


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