大鹿村観望会 8月3日-4日（前編）

我々「気ままに星空観望仲間」の料理長Kさん主催の観望会があり、参加しました。
昨年は日没とともに雲が湧いてきて土砂降りの雨もありましたが、今年はどうなるのでしょうか？
「気ままに星空観望仲間」のメンバーも久しぶりに大勢集まってくるのも楽しみです。

前日に機材を積んでおき、早めに出発する予定です。今回私が持参する機材はNinja320ドブソニアンとLUNT60太陽望遠鏡です。それにポラリエとカメラ2台ですが、こんなに余裕があります。

そして忘れちゃいけない気象神社の「晴守」

お昼ごろからテントを立てたり準備をしたいとのことでしたので間に合うよう9:30に出発しました。最寄りの守山パーキングエリアから高速道路に入り、中央道松川インターを目指します。ところが小牧東インターを越えたあたりで止まってしまうほどの渋滞が発生しており、ここを通り抜けるのに1時間近くかかってしまいました。こりゃあ間に合わないなぁ～。そして再び恵那山トンネルを出たあたりで再び渋滞！どちらも1車線規制で工事をしているようでした。事前に渋滞情報を調べておくべきでした。
結局4時間かかって大鹿村に到着～こんなことなら153号線で飯田へ向かってもたいしてかわらなかったようです（御大W氏談）

この写真は道の駅「歌舞伎の里大鹿」のテラスからの眺めです。以前道の駅の1周年記念イベントでこの河原で観望会を行ったこともありました。

到着して受付を済ませると参加賞として大鹿村産のトウモロコシときゅうりをいただきました。
帰宅してすぐにきゅうりは乱切りにしてキムチの元をまぶしてキムチをのせおつまみに、トウモロコシは茹でて美味しくいただきました。

もうすっかり準備は整っているので、遅れて到着した私は受付に幟と気ままの旗を用意し、幟をもう1本会場入り口あたりに立てて準備完了。

そしてLUNT太陽望遠鏡を出して皆さんに太陽を見ていただきました。活発に活動をしている太陽面は大きなプロミネンスがあり、表面にはフレアが明るく輝いていました。メキシコ日食に一緒に行った友人が撮影中です。

とりあえず暑いので日陰の舞台の上（中央に見える屋根の部分）でまずビールをプシュ！　ここでいらっしゃる方々を待ち構えて案内をします。

そして3時から村長もいらっしゃって開会のご挨拶です。

標高は700ｍくらいあって森に囲まれているにもかかわらず、湿度が高く超蒸し暑い！どんどん飲み物を消費していくが全くトイレに行きたくならないほど汗が出る。　車中泊の用意はしてきているがとても無理っぽいので昨年同様休憩所をお借りしてここで寝ることにしました。

16時頃になるとやっと山影に太陽が隠れ、会場が日陰になってきました。
すると皆さん双眼鏡で一斉に山の稜線の上を眺めています～おもしろい写真になりました。

見ているのはこのあたりです。

「お！いたいた！！」と聞こえてくるがなかなか見つからない！すると隣のUさんが自作の5㎝ドブソニアンで導入されていました。早速見せてもらうと視野の中に木が見えて位置がわかりました。位置がわかれば双眼鏡ですぐに見つけることができ、そして私のNinja320でも「丸い金星」を視野に捉えることができました。そうです、皆さんが探していたのは青空の中の金星でした。

事前に予約していた夕食のお弁当が届き、また村長からイノシシ肉たっぷりの野菜炒めの差し入れをいただき、暗くなるのを待ちます。
すでに会場には66㎝を頭に40㎝以上のドブソニアンがたくさん並んでいます。

しかし、日没とともに雲が広がってきました。それでも星を見るのを楽しみにしてきたであろう家族連れやカップルが会場にやってきます。部分的に雲の切れ間から星が見えている程度ですが、私の対面に設置した66㎝のHさん、隣の自作45㎝のUさんがその隙間にある星団・星雲を素早く導入して来客に対応されているのはさすがです。私ではもう何座が見えているのかもよくわからず、「あれれ～」って状態なのに、そこに何があって、それが一般の方が見て楽しめるかを判断して解説しながら見せる技量は素晴らしいものでした。

私はとっとと諦めて雲の隙間の星空に記録としてカメラを向けていました。とはいっても見えているのはこの程度の星でした。そして22時頃には星も見えなくなり、深夜には雨の予報をなり撤収しました。
しかしこの時間になっても蒸し暑く湿度は高くベタベタするし半数以上の方が帰られたかと思います。
濡らしたタオルで体を拭いて「暑いなぁ～」と言いながら知らないうちに眠っていました。