6月14日・15日の土星

6月14日・15日と2日続けて早朝3時前に起きて土星を眺めていました。
5月25日の強風の中で眺めた土星と比べて、どちらの日も幸いにもまあまあ気流も良く、細く尖ったような土星の輪が見えていました。
特に14日は土星の近くに衛星が集まっていてワクワクするような眺めでした。
こちらが撮影した動画です。

この動画を処理するとこのような画像になります。

もう少し色を補正してみます。

輪の先端近くにやや黒っぽく「カッシーニの間隙」があるのがわかります。

こちらは15日の土星です。

薄雲があったせいで少し荒れた感じになってしまいました。

近赤外線フィルターでも撮ってみました。

この後メタンバンドも撮ってみました。細い輪が光っておもしろい写真になるかと期待しましたが、見事に失敗でした。

2日間の衛星の動きがこちらです。

この2枚を見比べると左側にあったタイタンとレアは土星の表面を横切って右側に移動し、ディオネは右側にあったのが土星の後ろを通過して左側に来ています。
これからは土星の前を通過していく衛星や、後ろからひょっこり出てくる衛星も見るチャンスがあります。
また、輪が水平に近くなってくると、そこそこ難物のミマスや、未だ挑戦すらしたことがない超難物のヤヌスに玉砕覚悟で挑むことができるかもしれません。これからの土星が楽しみです。