2024年5月29日 久しぶりに好条件のISS国際宇宙ステーションの通過がありました。
この日は快晴で昼間は風が強かったものの通過の頃には風は収まり、ISSは20時9分北西の低空で見え始め、北東の空で仰角76度・431kmと狂拡大には絶好の条件!
帰宅して通過まで30分しかないので、西日で温まった部屋の中のNinja320は順応が間に合わないと判断して、ミューロン180で追いかけることにしました。
西側のルーフバルコニーにTG-L経緯台をだしてミューロン180に2倍バローとZWO-ASI174MMをセットして北極星でピントを合わせます。
ここでトラブル発生!ミューロン180に取り付けた電動フォーカサーが電源は入るが動かない!!「どこかで断線しているか?」コードを弄ってみても回復しない。時間がないので手動でピントを合わせるが揺れが大きくてピントの山がわからないがまあ良しとする。
そして、プログレスMS-25補給船(86P)は、2024年5月28日 17時39分(日本時間)にISSの「ポイスク」(ロシアの小型研究モジュール2)から離脱しましたとの情報があったので念のため光跡も撮るために広角カメラを準備しました。
さて準備OKと思ってiPhoneアプリ「SpaceStationAR」を起動すると「???」
HeavensAboveと5分以上見え始める時間に差があるし、仰角も13度違う!
念のため光跡を撮るカメラは撮影を始めてみるが、1分経過、2分経過しても見えてこない、やはりガセか!と思いカメラはストップ。HeavensAboveの予報時間から再びスタート。
天気も良く空もきれいだったのでぎょしゃ座のカペラの横あたりから見えていました。
この写真でもわかるように西側の小さなルーフバルコニーのため天頂付近でマンションの上層階に隠れてしまいます。そのため今回のコースでは最大仰角76度の手前で見えなくなってしまいますが、こればかりは致し方なし。
さて、ISSが仰角40度を超えたあたりから録画を開始し、ミューロン180で追跡を始めます。
逆光のためかなり暗いので、少しゲインを高めにして追跡です。
望遠鏡が真上に近くなったころ明るく輝き始めたISSは建物の影に隠れてしまいました。
さあ久しぶりだったのですがどのくらい写っているのだろう。PIPPで写ったコマを抜き出してセンターリングして動画にしてみました。
写っていたコマは約1600枚、これを50枚/秒の動画にしました。
この中から適当に取り出してみました。
今日のところはこのあたりが精一杯のようです。
先ほどiPhoneアプリのSpaceStationARデータ更新を見たところ最終が5月24日のままのようです。
これではいけません、どおりでHeavensAboveとこんなにも差があったわけですね。
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