5月10日の時点でもうすでに数回もXクラスの大規模フレアを起こしている太陽面です。
すでにあちこちで磁気嵐の心配や爆発的なオーロラの発生が予想されていました。
「ああ~北海道へ行きて~!でも明日は観望会だし~」と思いながら5月10日は仕事をしていました。
そういえば数年前のネオワイズ彗星の時も東海地方が全然晴れず「北海道行きて~」と思いながら仕事をして結局美しく尾を引いた姿を見そびれてしまいました。
そして11日新兵器ソーラークエストにLUNT太陽望遠鏡を載せて眺めると活動領域3664群が白く輝いていました。
その直後にまたしてもX5.8の大規模発生のメールがきました。
もうこれは太陽活動が極大なのでは?
X5.8のフレアを見たのは初めてで「見ていて大丈夫なのか?」と思うほどビビっていました。
これは記録しなくては~と慌ててカメラの準備をして写真に収めました。
右下のプロミネンスも半端なくデカい!
白色光でも撮っておきます。
もうすぐこの活動領域3664群は太陽の裏側へまわってしまいますが、また新しいものが出てくるでしょう。
それよりなにより、オーロラが凄いことになっていました。
米国シアトルに出張中の星仲間のUtoさんがlineで「稚内より緯度がわずか2度しか違わないシアトルが大変なことになっている!」と言って送ってくれた写真がこちらです。
手持ちのiPhoneで撮ったそうですが、2枚目はまさに降り注ぐようなオーロラ爆発ですね!
もうカナダのイエローナイフやホワイトホースにいるような写真です。
そしてなんとなんと岐阜県のひるがの高原に遠征していたなぶせさんからは「おそらく低緯度オーロラです」と送られてきた写真がこちらです。
北の空がピンク色ですね! これを見て愕然としました。 観望会が終わってチャーハン&ラーメンをメンバー4人で食べながら御大Wさんが「これから茶臼山へ行ってきたら?」と言ってたのを「ありえんでしょ!」と片付けてしまったのが大失敗でした。
結果的に愛知県東栄町で解されていたDSP(Deep Sky Party)会場で撮影された低緯度オーロラが今回の南限だったのだとか。
「日本書紀」に記された「赤気」ということばが頭の中をぐるぐるしはじめ、「赤気」がどうしても見たくなってきました。
そして今回ばかりは逃した魚がとてつもなく大きかったのではないか?!と思えて仕方がない。
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