100年前1923年10月21日、ドイツ博物館でカールツァイス社制作の近代的な光学式プラネタリウムが関係者向けに試験公開され、それからちょうど100年になります。
このポスター・チラシを見て気になっていた名古屋市科学館のプラネタリウム100周年の企画展を先日見学してきました。
もう50年以上前、私が今池に住んでいた小学生のころ近所の耳鼻科の「りゅうちゃん」と毎月のように名古屋市科学館のプラネタリウムに通っていました。そんなころの科学館は今のような球体のプラネタリウムドームもなく、お椀を伏せたようなドームのある天文館と屋上に天文台のある理工館でした。子供の頃の私には夢のあるワクワクする場所で1日中遊んでいられました。その後生命館と言われる建物が追加されました。
その頃に使われていたツァイスIV型プラネタリウムが現在の球体の中の5階に展示してあります。ただ驚くことに過去の遺物として展示されているだけではなく、解説台もそのまま配置され普通に動くように展示されています。そして実際に壁面にスクリーンがあってオリオン座あたりが投影されていました。現在の新型のプラネタリウムと星像を比較することができます。以前「友の会」の例会でもこのプラネタリウムを動かすところを見学しました。
このフロアの入り口には企画展の看板が立っていました。
入っていくと壁側にいろいろな家庭用の小さなプラネタリウムが展示してありました。それらを見ていくと「ホームスター」の星像がやはり素晴らしいです。そしてメガスターの開発者大平氏の子供のころからの開発の歴史がパネルになっていました。揖斐川上流の藤橋城の中にあるプラネタリウムに大平氏のサイン入りのメガスターが稼働しています。
これは昔からありますが、望遠鏡の口径による見え方を体験できるもので向こうの方にある土星のパネルを望遠鏡で覗くものです。たぶん5㎝、10㎝、15㎝だったと思います。
18世紀につくられた惑星儀「アイジンガー・プラネタリウム」の実物大レプリカ。
そしてこのフロアを出たところにプラネタリウム100年の歩みがパネル展示してありました。
プラネタリウムの時間まで少し余裕があるので理工館を見てきます。おもしろそうなのが竜巻ラボ。
実演時間になると魔女のコスプレお姉さんが出てきて竜巻の解説をしていました。
そして1人だけ風車を持って竜巻の中に入らせてくれていました。これは誰もいなければ私が入りたいほどです。「ツイスター」とか「トルネード」とかって竜巻の映画も大好きで、竜巻の中から上を見上げてみたいものです。
この元素の周期表も興味深いものです。
そして私が見るプラネタリウムのテーマが「発明から100年~ 星空とプラネタリウム」というタイトルでした。
時間になってドームに入り、リクライニングを倒して、暗くなるとともになぜか意識が遠くなってきます。そして「おはようございます、日の出を迎えました」とともに意識が戻ってくる。友の会の例会でも良く眠れるのはなぜだろう。すみません、プラネタリウムの発明から100年云々の何もお伝えすることができません(^^;
子どもの頃は決して寝ちゃうことはなかったのになぁ~。
しかし今日の科学館は外国人が多かったなぁ~。
そして帰りにプラネタリウム100周年記念ガチャを1回まわしてみました。
出てきたのはツァイスⅡ型、日本で初めて昭和12年(1937)3月に開館した大阪市立電気科学館の目玉として設置されたプラネタリウムです。
今月発売の「星ナビ11月号」も「プラネタリウム誕生100年」の特集です。
で、星ナビ11月号には私の惑星の写真も掲載していただけましたので、合わせて見ていただけると幸いです。
おあとがよろしいようで。
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