7日の夜明け前に中国の宇宙ステーション「天宮」が54度で通過した翌日、1月8日5時25分今度はISS国際宇宙ステーションが天頂付近の仰角71度付近で地球の影から飛び出してくる予報です。そしてその後76度の最高高度となり南東の空を下っていきます。その時のISSまでの距離は431㎞。
4時50分に目覚ましを掛けて、若田宇宙飛行士の搭乗中のISS国際宇宙ステーションを昨日と同じ機材で追いかけます。
5時25分ISSが地球の影から出てくるであろう位置に望遠鏡を向けて待機すること数十秒、ファインダーの視野の中に現れるかと思いきや、かなり離れたところに現れました。この仰角の高い位置でしかもスピードもMAXに近いISSを瞬時に導入することは難しく、ファインダーに捉えたのはおそらく最高点を過ぎたあたりかと思われます。一度捉えれば視野からはずすことはありませんが、カメラの画角にはなかなか収まりません。その写っていたフレームを繋いで作った動画がこちらです。
そしてこちらがまあまあ写りの良いものを取り出してみました。
やはり冬はシーイングが悪いので仕方がないのですが、昨日の火星もそうでしたがこのあたりが精一杯のようです。
ウルフムーン
1日前に戻りますが、ISS追跡の準備をしながら月でピントの確認をしていました。
その時の月が満月で、1月の満月をアメリカではWOLFMOONというそうです。なぜそう呼ぶのかは知りません、というかそう呼ぶことすら知りませんでした。でも毎月のように満月には名前が付いているようです。
その満月です、実際には満月は7日の8時頃でしたので14時間くらい過ぎてしまっていましたが。
この時期の満月は夏の太陽の位置に近く、ほぼ真上に来ます。非常に明るく影がしっかりできるほどです。
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