昼間のISS月面通過

人工衛星
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2022年8月23日12時06分43秒ISS月面通過の予報がありました。
しかも自宅でOKとなんともラッキー! 8月7日にも自宅でほぼ太陽のど真ん中を通過しましたが、今回は光ったISSが月面を通過します。
スッキリ青空であれば真珠色に輝くISSが青空の中で月の前を通過する美しい光景が見られるはずですが、最近は天候不順でなかなか晴れてくれない。
ISS Transit Finderの予報はこんな感じでした。

当日朝は雨が降っており、とても期待が持てそうにありません。しかし10時くらいになると多少明るくなり青空がちらほら。
11時半に自宅に戻り機材をセットした時にはこんな空模様で「期待できそう!」双眼鏡で月を探して導入完了。

しかしピント合わせをしていると、雲に隠れピント合わせができません。
極軸はしっかり合っているので追尾は万全なので、雲さえ抜ければ・・・
今回の機材はタカハシFC-125にカメラはZWO ASI174MM+ProPlanet742近赤外フィルターでモノクロ動画。もう1台はBORG71FLにソニーのミラーレスα6300でカラー4K動画の予定です。
そしてBORGに同架している6㎝8倍の正立ファインダーで通過を確認します。
しかしなかなか雲がどいてくれずに、ついに3分前! ここからiPhoneで時報を鳴らして時間を確認します。この時の空の様子はこちら~雲が多くなっています~。

と思っていたら雲の隙間から月が見えてきた。肉眼では薄雲があって月が見えませんが、PCのモニターにはしっかり月が写っていました。月のエッジを拡大してピントをキッチリ合わせ、その時すでに1分前!!「やばいやばいカラーは間に合わない」とあきらめて、設定を確認して録画開始!!もう冠布を被ったままPCの画面を見つめるしかない。
時報が「間もなく12時6分50秒をお知らせします」といった瞬間に「通った!!」白いISSが通過しました!!今回は画面越しでしか見ていませんが、「やった~見れて良かった~」そのまま画面を見ているとすぐに雲に隠れてしまいました。撤収した時にはもうすでに晴れ間はないほどの空になっていました。

さてその動画を見てみましょう。 これが実際のスピードです。

もうちょっとゆっくりにすると

どうでしょうか?なかなか良い形のISSが通過しています。
少しコントラストを調整して比較明合成の写真にしてみました。全フレームを重ねると繋がってしまいますので半分に間引きしてあります。

近赤外フィルターを入れていますので夜の月のような感じになってしまいました。カラーもちゃんと記録できているともっとよかったと思いますが、まあこの曇り空で撮れただけ良しとしましょう!

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