友人から「大きなプロミネンスが出ている!」と連絡がありました。
早速、太陽望遠鏡を準備して覗いてみます、「おお~これは凄い、迫力ある大きなプロミネンスだ!!」
眼視で素晴らしいプロミネンスを確認した後、カメラZWO ASI290MCを取り付け部分拡大で撮影しました。 時間に余裕があれば3分間隔くらいで写真を撮って動きを見てみたいところですが、残念ながらこの日は無理でした。
大急ぎでカメラをZWO ASI174MMに取り替えて太陽全景を撮影します。
太陽を撮影するときは太陽面は明るく、プロミネンスは暗いので露光時間・感度を変えて別々に撮って合成して上のような写真を作っています。
例えば上のカラーの写真はこの2枚から作っています。
また、下のモノクロの太陽全面の写真はこの2枚の合成です。
このようにプロミネンスを見えるように撮ると太陽面は真っ白に飛んでしまい、太陽面に露光を合わせるとプロミネンスは全く見えてきません。
ただ、眼視で望遠鏡を覗いているとどちらもが普通に見え、ここが人間に目の凄いところです。
たまたま撮影中に飛行機が通過
太陽撮影中は眩しくてPC画面が見えないので、頭からすっぽりと冠布(暗幕)を被って画面を見ていたその時偶然にも飛行機が通過しました。
瞬間的に冠布をはねのけて機影を確認しようとしましたが暗さになれた目では眩しくて全く見えませんでした。
その動画がこちらです。
太陽面に露光を合わせていた時だったらもっとしっかりした飛行機のシルエットとエンジンから排出される熱気が見えたことでしょう。もしかすると同じ曜日・同じ時間に同じような場所を通るのかもしれませんね。
ISS国際宇宙ステーションの太陽面通過や月面通過はほぼ完ぺきな予報で事前に構えることができますが、飛行機は予報がないので偶然しかありません。いや飛行航路を調べて数打てば当たるのかもしれません。iPhoneアプリで今飛んでいる飛行機が地図上に表示され、便名や行き先を知ることができます。
でもやっぱり偶然に飛び込んでくる方が楽しそうですね!
以前に火星の前を通過したこともありました。その時のブログがこちらです。
こういったハプニングも楽しいものですね。
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