バランスウエイトと1軸モータードライブが付いた高橋製作所P型赤道儀の続きです。
極軸の高さ調整ができないのはどうにも不便だし、締め付けが弱いと赤道儀の角度がガクンと落ちて甚大な被害が出てしまうかもしれないので、そのためにもこのネジは必要不可欠と思います。
15㎜角のアルミの角棒から赤道儀の形に合わせて削りプレートを作ってみようと材料調達に東急ハンズへ。15㎜角100㎜のアルミ角棒¥240。
手元にあったトンボネジ、ノブ付きボルトのどれかを使うつもりでした。が、その時に東急ハンズの素材コーナーでふと振り返るとクランプが目に入りました。おやおや!もしかしたらこれいけるかも!!赤道儀の架台部分の寸法が全く分からないまま1つ買って帰ることにしました、¥550。 ホームセンターで探せばきっともっと安いはずですがまあよいよい!
帰宅して赤道儀に合わせると「なんということでしょう~!」ほぼ隙間なくぴったりではないですか!! こいつは何も加工せずそのまま使えるのではないかと思います。
ということはアルミ角棒は無駄な買い物だったってことですね~まあまた何かに使いましょう。
そうと決まればこのクランプを使って高度調整部分を作ります。
このネジが赤道儀の極軸を押し上げるためにはネジの先端が当たる部分に何かしらの加工が必要です。
この丸い部分にカギ形の切込みを入れて、その部分にネジの先端が当たるようにすれば良さそうな感じはします。沖縄や北海道に持って行くことはないとすれば35度中心にプラスマイナス3度も動けば十分です。
失敗すると取り返しがつきませんので慎重にグラインダーで削ります!
このくらいで十分でしょう。
架台部分は高度調整ネジをしっかり固定するため2カ所穴をあけ、M5のネジを切ります。
ネジが少し長いので3㎝くらいグラインダーで切り落とし先端を整えます。
これで組み付ければ完成です。
さあ赤道儀本体を乗せてみよう!
おお~なかなか良い感じにできました!
これを遠征用の三脚に載せてみると「かっけ~!想像通りのできあがり~!!」になりました。
今回の工作で作ったところを再度ご紹介しますと、まずはバランスウエイト軸の接続部分。
SkyWatcher EQ-5用1軸モーター取り付け部分。
それから今日の極軸高度調整ネジ。
ゴールデンウイーク中にできれば~と思っていましたが、比較的簡単に早くできてしまいました。
あとは晴れたら実際の星空で追尾性能などをすべて純正部品のSpaceBoy赤道儀と比較しながらテストしてみます。
改めて結果は報告いたします。
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