小型赤道儀ピラーを安く作る(前編)

天体望遠鏡
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ベランダに初代アトラクス赤道儀を据え付けてあり、出したり片づけたりの手間がなく、極軸を合わせる必要もなく大変便利で活躍してくれています。ただ太陽望遠鏡などの小型の望遠鏡を使う時には関取が幼稚園児を抱えているようで「なんだかなぁ~」だし、バランスウエイトを全部取り外してE-ZEUSの準備がちょっと面倒かもと思うようになってきました。
というわけでほとんど使うことなく眠っていて出番待ちのタカハシのSpaceBoyに活躍の場を与えることにし、しっかり極軸を合わせた状態で設置するためにピラー脚を作ることにしました。 
あちこちホームセンターをまわり、いろいろな方法を考えつつ最終的に一番安いであろう四角の鉄柱ピラーに決めました。
ビバホームで75㎜角で長さ1mの鉄柱と、M12の60㎜ステンレスボルト・M12の20㎜ボルト・M12長ナット・角座金、M6の120㎜ねじとナットとワッシャー、1/2インチねじ2種類を購入、合計1800円
カインズホームで30㎝角のコンクリートマスとインスタントセメント20㎏を購入、合計1500円
材料はこれくらいで、あとはうちにあるもので何とかなりそうです。

カギ形の10㎜厚のアルミ板は以前に別の目的で作ったものを流用

作るうえで大切なのは土台が水平に設置できるか?ピラーが垂直に立っているか?その2点です。
まずは土台を水平に設置するため、高さ調整ができるように4か所に長ナットをコンクリートの中に埋め込んで固定し、ステンレスボルトで調整できるようにします。
土台の四隅に足が出せるように板に穴をあけボルト・長ナットを固定します。四角い座金は長ナットの抜け防止、短いボルトで長ナットの穴を塞いでコンクリートが入らないようにしてあります。

この部分をコンクリートに埋め込みます

板の裏側です。コンクリートが固まったら板を取り外し、このステンレスボルト4本が高さ調整の足になります。板をつけたまま使用すると水を含んで腐ったりしますので取り外します。

この板の上にコンクリートマスをのせ、水平を確認します。

鉄柱を真ん中に固定するために段違いに6.5㎜穴をあけ、6㎜ねじを穴に入れてコンクリートマスの真ん中に固定します。6㎜ねじのナットを締めることによってジャッキになり鉄柱を固定し、垂直もある程度調整ができます。

水平垂直に問題なければセメントを練ります。

ポリバケツに3回に分けて練りました。だいたい18㎏ほど使ってこのマスが一杯になりました。
この時に緩めに練って棒でつつきながら隅々まで隙間なく詰まるようにします。

土台の部分はこれでOKのはずです。あとはコンクリートが完全に乾くまで3日ほど待ちます。
かなり重そう!たぶん材料に使ったものの重さからすると30㎏くらいありそう。2階のベランダまで持って行けるのか?
後編はピラーに赤道儀を載せる部分から始めます。

コメント

  1. Mikunopolis より:

    なるほど~。こういう事でしたか。
    コンピューターおばぁちゃんならぬ、DIYおじいちゃんですね。(笑)
    完成後に腰を抜かさないようにご注意下さいませませ。

    ちなみにピラーの垂直性は、倒れない程度に立ってさえいれば、あまり気にしなくてもOKデス。

    • Taizo より:

      おはようございます!
      昨晩雨が降る前に物置に入れようとして腰が抜けるほどの重さでした~あす塗装して2階へ上げようと思いますがさてさて。
      垂直はその程度で良いのですか~?でも傾きが見えると美しくないですからね~。

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