経緯台

天体望遠鏡
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赤道儀のように35度傾いて軸が回転するので望遠鏡を覗きながら動かすのに毎回「あれ?どっちだ?」と動かす方向がわからなくなるのに対して、経緯台は上下左右の動きなので直感的に動かせるのが便利です。そんなわけでチョイ見には非常に便利な経緯台の紹介です。
ただ、月とか太陽の撮影なら問題ありませんが、星の動きに合わせた追尾はできないので露出時間の長い写真撮影には向きません。また、私はISSの追跡は直感的にグイっと動かせる経緯台で行います。

タカハシTG-L経緯台

スターベース名古屋が営業していたころに店長Iさんに「ミューロン180が載る経緯台が欲しい!」と言ったら出してくれたのがこのタカハシTG-L経緯台とスリックの三脚を組み合わせたセットでした。それまではポルタ経緯台を使っていましたが、ミューロン180を載せるとさすがに動きが渋く無理がありました。

このTG-Lはアームが垂直に取り付けるか、付属のアダプターを入れて45度に傾けるかどちらかなんですが、どちらもしっくりこないので60度に傾けるアダプターを作ってアームを取り付けてあります。

60度に傾けたアームに右手で握れるハンドルを取り付けました。実はこの角度とハンドルはISSを完璧に追跡するためのものです。こんな感じです。

で、使わないときはこのバッグに収まります!

SkyWatcher AZ-GTi

このバッグに収まっているのはSkyWatcherの電動で自動導入ができる経緯台AZ-GTiです。


軽くてコンパクト、単3電池8本を内蔵しiPhoneでコントロールできます。こんな画面です。

考えることなく直感的に使える優れたアプリです。 ただ望遠鏡を覗きながらiPhoneの画面操作で動かすことは難しく、いちいち望遠鏡から目を離して動かす方向を確認して押さなければいけないのがネックでした。動かそうとしたときにiPhoneの画面が消えていたりするとこれまた面倒で何とかならないか?と思っていました。 するとやはり同じことを思っている方がツイッターを見ているといらっしゃって、尚且つそれをクリアしておられました。そしてその方がなんとその基盤を提供していただけました。任天堂のゲーム機のヌンチャクに組み込むとなんとなんとジョイスティックを倒す方向にAZ-GTiが動きました! これは望遠鏡から目を離すことなくコントロールでき大変便利です。すごい人がいるものです感謝!


その後、その方はAZ-GTiを赤道儀として使い、オートガイドポートを開発され津のアイベルさんで販売されています。AZ-GTi/GTe用のオートガイド用デバイス

AZ-Baby Montierung

ドイツ向けの中国製品か?某オークションで見つけてつい落札してしまいました。
こんな小さなフリーストップ経緯台が欲しかったわけですが、どこのものかもわからず「大丈夫か?」と思いながらも「ドイツ向け」ならと訳の分からない解釈でしたが、届いたものはしっかりした良いものだと思います。

AZ-GTiの三脚がぴったりで、載せるとこんな感じになります。 バランスには敏感ですが使いやすい小型経緯台です。

余談ですが私が使う三脚はすべてストーンバッグがつけてあります。 バランスウエイトを入れれば安定するし、風の強い日には倒れるのを防いでくれます。また、アイピースを入れたりキャップ類を入れたり大変便利でおすすめです!

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