初代アトラクス赤道儀 E-ZEUS改

天体望遠鏡
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ビクセンの初代アトラクスは憧れの赤道儀でした。 オークションで見かけるたびに買おうか迷いましたが古いものだけになかなか勇気が出ずにいました。 そんな時に初代アトラクスのピラー脚のものとNEWアトラクスの三脚のものが名古屋の天文ショップ スコーピオさんに中古で置いてありました。 早速出かけていき、ピラー脚の初代アトラクスに一目ぼれで即決しました。 メーカーでのオーバーホール済とのことでしたが、DD1コントローラーが断線したり、クランプが利かなくなったりでその都度スコーピオさんがメーカー送りににて対処していただきました。 
3回目の修理に送った時には1か月もかかり結局「コントローラーが修理不能」として戻ってきました。 コントローラーが使えなくなってしまってはもはやただの鉄の塊でしかなく買って2年でゴミになってしまったのか~!とどうしたものかと調べていたところ、ネットでDD1のオートガイド端子をつけたり修理などをやっている方を見つけ修理できないかとコントローラーを送ったところ、故障はしておらず断線していただけですとのことでした。この時点でメーカーに修理する気がないのがはっきりし、見ることもせず修理不能として送り返してきたものと思われました。まあ考えてみれば30年以上昔のものは部品もないだろうし仕方がないのかもしれません。
しかし、この赤道儀は大好きなのでなんとか使い続けたく、今は問題なく動くようになったアトラクスですが、またいつ壊れるか、特にコントローラーに不安がありました。それをスターベース名古屋のIさんに相談したところE-ZEUSはあちこちで実績があるので信頼度は高いし改造してもよいのでは?とアドバイスいただき、早速株式会社輝星さんへメールしました。 すぐに輝星さんから満足のいくご提案と見積もりが来ました。これで初代アトラクス赤道儀が不安なくこの先も使い続けることができそうです。

「コツコツコツ」と音がしていたのが全く無音になり、高速回転のときだけ「ヒュィーン」って唸るだけになりました。ステラナビゲーターでの自動導入も近くの星でアライメントするだけで200倍の視野に確実に入ってきます。なんとも快適な赤道儀に生まれ変わったことか!惚れ惚れします!

この赤道儀は重いのでE-ZEUS本体は外して、赤道儀にはゴミ箱をかぶせて雨風をしのいでいます。
結構これで台風でも大雨でも大丈夫です。

セレストロンC-11より重い機材を載せることもないし、追尾精度も問題ないし、これが私の惑星観測の主力です。

ただ1つ残念なのは初代アトラクスの購入価格とE-ZEUSの改造費用にちょっと足せばSkyWatcher EQ8が買えてしまったなぁ~とたまに思います。しかし、この赤道儀も大好きなのでこの先ずーっと使い続けるだろうと思います。

何度もメーカー送りの対応をしていただきましたスコーピオさん、どうしようかと思っていた時にアドバイスいただきましたスターベース名古屋のIさん、納得のいくご提案をいただき改造していただきました株式会社輝星さんに感謝です。

コメント

  1. jun1wata より:

    Taizoさん
    初めまして。jun1wataと申します。

    ゴミ箱逆さの雨風避け感動しました。
    蓋の裏に物が置けるの便利そうです。
    私の赤道儀もベランダで雨ざらしなんですが、保温用のアルミフォームで袋を作りを上から被せています。
    Taizoさんは蓋で密閉されていますが、密閉するという考えはなかったので、下から風や湿気が入り放題でした。
    参考にさせて頂き、袋の口を何かで密閉できるようにしようかなと思います。
    良い物を見せて頂きき、ありがとうございました。

    • Taizo より:

      jun1wataさん コメントありがとうございます。
      出して極軸合わせて〜がない分楽チンですよね〜。
      下があいてた方が良いかもしれませんよ、今年の梅雨は1ヶ月まったく晴れず、おかげでネオワイズを見損ねてしまいました。
      当然この赤道儀のゴミ箱を外すことがなかった訳ですが、みごとに赤道儀表面がカビだらけになりました。
      ゴミ箱内側もカビだらけでした。
      多分下が開いていれば避けられたのかもしれません。
      今のところ特にカビの影響はなくホッとしていますが、夏に密閉は良くないと思います。

  2. UTO より:

    初代アトラクス、いい赤道儀ですよね。
    Vixenさんは、5年ほど前にSkySensorが壊れた(と、思い込んだ。ケーブル断線でした)ときに修理を打診したら、部品がないから不可。
    ちなみに、OHに出されても当時の治具がないので、素組で返却するから、追尾精度は、スーパーポラリス並になりますよ、という返事を頂いたことがあります。

    自分のも、相当無理させてきたので、かなりガタがあるのですが、もう使い潰すところまでいこうかなーと思っているところです。
    幸い?モータドライバは、遠天の仲間が、AstroEQを作成してくれましたので、自動導入80倍ですが、利便性が向上しました。
    外付けのモータドライバなので、それこそ、旧アトラクスは中古でもう一台買って入れ替えたいと思うくらいです ^^;

    アトラクスゴミ箱天文台は、惑星観測の大家、Aクツさんがやられてましたが、下が地面だと湿気防止になるのですが、ベランダとかコンクリだと、下は開放でもいいですよねー。
    今は自分も、下は空いてます。

    • Taizo より:

      UTOさん はじめまして!
      いつも雑誌に入選されている写真を拝見しております。
      また、「スーパーポラリス並みになる」のくだりも以前にUTOさんのブログ?だったかで読んだことがあります。
      UTOさんも下はあけてあるんですね!夏に熱がこもらず良いのかも!今年の夏はカビだらけになってびっくりしましたので、来年の春以降はそうしてみます。
      Aクツさんでしたか~それも見たような記憶が~。

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